島根県松江市で作陶。もの静かで整った佇まいは、西洋の食器棚にも置いてありそうな雰囲気です。
2019年10月からは安部太一さんの元でも学ばれ、表現の幅を一層広げられました。現在では「空間や日常に優しい彩りを纏わすように」という想いを持ち、国内外で活躍されています。
空間を束ねる陶の花瓶
田中さんに初めて会ったのは、福岡天神で開かれたとある個展でした。ずらりと皿やカップが並ぶなかで、堂々とした雰囲気の花瓶が数点。思わずそれらに目が釘付けになったのを覚えています。
わたしはたまに近くの花屋で季節のものをちょこっと買うくらいで、そこまで花に詳しいわけではありません。そんなわたしでも「あーこういう花器が家に1つあれば、部屋がぐっと引き締まるんだろうな」と分かります。家具やら家電やらが混在して、なんとなく感じる空間のだらなしさを上手く束ねるような感じです。ガラスの花器にはたぶん空間に溶け込む力があって、陶の花瓶には空間を束ねる力があるんじゃないでしょうか。
どれも1点ものです
田中さんがつくる花器は、どれも基本1点ものです。ざっくりとイメージを決めたら、あとはとりあえず手を動かすのみ。大まかに似た雰囲気のものはあれども、まったく同じデザインの花器は2つと生まれません。
「どんな風にデザインを決めていくのですか?」と尋ねると、手を動かすなかでふと感じる”違和感”を大切にされているそう。その違和感を無くしてみたり、ときには活かしてみたりながら、納得いくイメージへと近づけていくんだとか。作家さんってすごいですね。
<1点もの>花器F
素材 | 陶器 |
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サイズ | 口径 約4.5cm×高さ 約19.5cm |
重さ | 約335g |
作家のうつわは一つ一つが手仕事によって作られているため、大きさ・形・色合いには個体差があります。
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