舛井岳二さん
山口県山口市にある洞春寺というお寺。その境内に舛井岳ニ(ますいがくじ)さんは水ノ上窯を構えられています。
「焼き物は一つとして同じものが生まれない」というのはよく言われることですが、舛井さんが作るうつわはその最たるもの。土や釉薬を完璧にコントロールするのではなく、焼きものらしい個性ある表情を大切にされています。現在は山口県内の原料や洞春寺の土なども使い、新たな創作の可能性に真摯に取り組まれています。
自ら発見した洞春寺の土を使った7寸皿
この7寸皿に使われている土は、舛井さんが窯を築いた洞春寺の裏山で採れたものです。納屋の周りを片付けていたときに、粘土質の土を発見したことが始まりだそう。
「その土地にあるものを使って表現していきたい」と話す舛井さん。
まさに舛井岳ニという作家と、洞春寺という土地が不思議な縁で結ばれたからこそ生まれたうつわといえます。うつわ好きとしては、「焼きものの魅力ってそういうところだよなあ」としみじみ感じずにはいられませんね。
均窯秞という、窯内の位置の違いによって変化があらわれる釉薬で装飾されています。土や釉薬を必要以上にコントロールすることなく、焼きものらしい個性のある表情も舛井さんの魅力のひとつ。
7寸丸皿 洞春寺土(均窯秞)
素材 | 陶器 |
---|---|
サイズ | 径 約21cm×高さ 約2.5cm |
重さ | 約520g |
対応 | 電子レンジ(○)/食洗機(△) |
作家のうつわは一つ一つが手仕事によって作られているため、大きさ・形・色合いには個体差があります。
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