江戸時代から一子相伝(=自分の子ども1人だけに技法を伝えること)で受け継がれてきた小鹿田焼。黒木昌伸窯もそのひとつです。
地域の考えから作り手の名前を裏に刻むことはないため、一見するとそれが誰の手によって作られたかを判別するのは難しく見えます。ただそのなかにあっても、黒木昌伸さんの丁寧なしごとは人の目を惹きつけるものがあり、ひときわ強い個性を放っていると私たちは感じます。
遊び心さえ感じられる波模様
伝統的でありながらもかわいい雰囲気があります。
うつわを横切っていく波模様は「指描き」と呼ばれる技法。その名のとおり、作家自身の指を使って模様をつけていきます。人の手によって出来ている装飾だからか、どこか柔らかな雰囲気に加えて、遊び心さえ感じられるのが特徴。民藝と呼ばれることの多い小鹿田焼は、つい「渋そう」「難しそう」というイメージを持ってしまいがちですが、こんなにかわいいうつわがあるのか!と再発見させられる飯碗ですね。
「日用雑器」として日々使えるうつわ
世界一美しい民陶とも評されます。
黒木昌伸窯をはじめ小鹿田焼の魅力のひとつが、手に取りやすい価格であること。これには「庶民の陶器」という考え方が根底にあります。人々が生活に使うための陶器を作る、そんな古くから継がれてきた思想・技法が、今なお残る10軒の窯元によって守られているのです。
だからこそ、うつわの形もわたしたちの生活に根ざしたものばかり。この4寸飯碗は、男性・女性問わずとても使いやすい大きさ。加えて、クリームやアイボリーに近い色を持つ化粧土は、和食にルーツを持つ日本の食卓に非常によく馴染みます。
左から飛びかんなと指描き。どちらも小鹿田焼の伝統技法です。
4寸飯碗 指描き
素材 | 陶器 |
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サイズ | 径 約12.5cm×高さ 約6cm |
重さ | 約170g |
対応 | 電子レンジ(○)/食洗機(×) |
作家のうつわは一つ一つが手仕事によって作られているため、大きさ・形・色合いには個体差があります。
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