江戸時代から一子相伝(=自分の子ども1人だけに技法を伝えること)で受け継がれてきた小鹿田焼。黒木昌伸窯もそのひとつです。
地域の考えから作り手の名前を裏に刻むことはないため、一見するとそれが誰の手によって作られたかを判別するのは難しく見えます。ただそのなかにあっても、黒木昌伸さんの丁寧なしごとは人の目を惹きつけるものがあり、ひときわ強い個性を放っていると私たちは感じます。
リズミカルな飛び鉋の模様
中心から円を描いていくような細かな模様は「飛び鉋」と呼ばれる技法。ろくろを回しながらうつわの表面に鉋を当てて、リズミカルに模様をつけていきます。中心から広がるように模様が入るため、中央の料理が主役として引き立てられて見えるのが特徴。また手に持つと、鉋部分の凹凸が指に心地よい刺激を与え、「手になじむ」という感覚をよく実感できます。
世界一美しい民陶、小鹿田焼
民藝運動の創始者、柳宗悦によって「世界一美しい民陶」と絶賛された小鹿田焼。およそ300年前から脈々と受け継がれてきた思想と技術が、現存する9軒の窯元によって守られています。
川の水を利用して土を砕き、蹴ろくろで成形し、登り窯で焼き上げる。機械を使わないため、たくさんの数は生産できません。しかし、自然の力と職人の手仕事から生み出された「生活のための陶器」は、今もなお多くの人を虜にしています。
受け継がれてきた思想と技術を、一つひとつ形にしていきます。
リズミカルで軽やかな飛び鉋模様。小鹿田焼の定番柄です。
直径およそ21.5cmの7寸皿。深さがあるので多少の汁気も大丈夫です。
左から白と飴の2色。
5寸と7寸の2種類をご用意しています。
知っておいてもらいたいこと
高台に化粧土・釉薬が若干付着していることがあります。あらかじめご認識のほど、よろしくお願いいたします。
こちらは一例です。
7寸皿 飛び鉋 飴
素材 | 陶器 |
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サイズ | 径 約21.5cm×高さ 約4cm |
重さ | 約430g |
対応 | 電子レンジ(○)/食洗機(×) |
目止め | 推奨 |
作家のうつわは一つ一つが手仕事によって作られているため、大きさ・形・色合いには個体差があります。
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